ファブリックの選び方 - selecting method -

 ファブリックを選ぶにあたって、どんな素材があるのか見てみましょう
第1章 カーテン生地の種類 ・ 第2章 繊維の特徴 ・ 第3章 カーテンの機能
 どんなスタイルがあるのでしょう
第4章 縫製スタイル
 気になるお手入れの仕方は?
第5章 お手入れ方法

 「第1章 カーテン生地の種類」

 1.ジャカード織 : 複雑な地模様や大きな柄を表現した織物です。

 2.ドビー織   : 代表的な織組織にサテンやツイル、梨地があります。

 3.ジョーゼット : 透けていてシャリ感があり、しわになり難くドレープ性が良いので綺麗なヒダが出ます。

 4.シャンブレー : 見る角度を変えると2色の濃淡に見える生地です。玉虫とも呼ばれています

 5.プリント   : 生地に染料(水溶性)または顔料(水や油に溶けない色素)を用いて、
            柄を染めたものです。その他新しい技法もあります。
 ・転写プリント    熱を加えてプリント
 ・オパールプリント  酸化剤を使って柄を抜いてプリント
 ・フロッキープリント 起毛された生地をプレスプリント

 6.ベルベット  : 柔らかな短めの毛羽で覆われて光沢があり滑らかな美しい織物です。
            豪華でドレッシーな趣があり、ビロードとも呼ばれます。

 7.ボイルレース : タテヨコ糸に強いひねり糸を使って平織りにしたレースで、
            手触りはさらさらとしています。
            光の乱反射によって室内が比較的見えにくい特性を持っています。

 8.オーガンジー : タテヨコ糸に分繊糸を使って平織りにしたレースで、
            硬い手触りと光沢のある仕上げが特徴です。

 9.エンブロイタリー: 織物を基布に機械で穴をあけ、その周りを刺繍糸でかがり
             穴の開いた模様をつくりだすレース生地です。張りと強さがあります。

 10.ケースメント : ドレープとレースの中間的な生地で、ドレープ的なボリューム感と
            レースの透過性の両方をあわせ持つことが特徴です。
            ※シアーカーテンとは、レース、ボイル、オーガンジー、エンブロイタリー、ケースメント、
            薄手のプリント生地で作られたカーテンの事です。

 「第2章 繊維の特徴」

■天然繊維
 1.綿 :丈夫で安価、吸湿性に富み、風合いがよい。染色性もよく、きれいな色・柄を楽しむことができます。
 欠点は、太陽の日差しに弱く変色しやすいことと、お洗濯で色落ちや縮み、湿度による伸縮も注意が必要です。

 2.麻:吸湿、放湿性とも綿より優れ、摩擦にも強く、光沢がある。欠点は綿と同様です。

 3.絹:天然繊維の中で最も細く強い糸で、上品な光沢と発色性に優れています。
 しわになりやすく光に弱いので、裏地が必要です。

 4.ウール:羊さんの毛が代表、近年はキャメルやアルパカ、モヘアなども含む場合があります。
 保湿性、吸水性、弾力性が優れていて、高密度に織ると表面がサラッとした感じになります。
 虫に弱く縮みやすいので注意しなければなりません。
■化学繊維
 1.レーヨン:植物繊維の再生繊維。優れた染色性、ドレープ性がある。
 しわになりやすく、湿度により伸縮するので水洗いは不可です。
 2.ポリエステル:軽くて、早乾き、洗濯による収縮が少ない扱いやすい繊維です。
 静電気がおこり、汚れやすい欠点があります。
 3.アクリル:軽くて柔らかく、染め上がりが良い、ウールに似た性質の合成繊維。
 熱に弱いのでアイロン温度には注意が必要で、静電気がおこり汚れやすい欠点があります。
 4.アセテート:半合成繊維。絹のような光沢と手触りですが、強度は弱いので注意がひつようです。

 5.ポリウレタン:ゴムのように伸縮する弾性繊維です。

 6.ナイロン:強度、特に摩擦に強い合成繊維です。熱には弱く黄変しやすいので注意が必要です。

 「第3章 カーテンの機能」

 1.防炎
 火がついても燃えにくく、燃え広がらない性能をもったカーテンです。
 「消防法施行規則」に基づく防炎性試験に合格または
 「繊維製品品質表示規定」に基づく難燃性能を有するカーテン、
 布製ブラインド及びカーペットに「防炎」マークを表示します。

 2.ウォッシャブル
 ご家庭の洗濯機で丸洗いが可能です。

 3.遮光
 光を遮る暗幕効果、遮光率99.40%以上の遮光性があります。

 4.防汚
 汚れが付きにくく、洗濯時は汚れが落ちやすい効果があります。

 5.ウエーブ加工
 カーテンのウエーブを美しく保つ形態記憶のプリーツ加工対応商品です。

 6.遮熱カーテン
 一般シアーカーテンと比較して、節電対策上の相対的効果があります。

 第4章 縫製スタイル


 ■1.カーテン

・3つ山 約2倍
横幅に対して生地を約2倍使います。
オーダーカーテンでは標準の倍率となります。
自然と収まりが良く、適度なボリューム感があります。

オーダーカーテン ファブリックの選び方

・2つ山 約1.5倍
横幅に対して生地を約1.5倍使います。
3つ山に比べ、ウェーブがゆるやかで
すっきりとした印象を与えます。
シンプルでモダンな空間におすすめします。

オーダーカーテン ファブリックの選び方

・ワンプリーツ 1.25倍
横幅に対して生地を約1.25倍使います。
柄を見せたい場合や価格を抑えたい場合におすすめします。

オーダーカーテン ファブリックの選び方

・クレープ
カーテン上部をギャザーで寄せて作るスタイル。
ギャザーより、エレガンスな仕上がりをお好みの方にお奨めです。
約2倍ヒダと約2.5倍ヒダの仕上がりです。

オーダーカーテン ファブリックの選び方

・ギャザー
カーテン上部をギャザーテープで寄せて作るスタイル。
クレープより、フェミニンな仕上がりをお好みの方にお奨めです。
約2倍ヒダと約2.5倍ヒダの仕上がりです。

オーダーカーテン ファブリックの選び方

・フラット
広げると1枚の布地のような状態になるシンプルなスタイル。
シンプルな作りであるからこそ、
生地本来の素材感、デザインを生かすことが出来ます。

オーダーカーテンATファブリック 店舗案内図

・ハトメ
生地にハトメ(鳩目)を打ち込み、レールに通すスタイル。
生地本来の自然なドレープ感が楽しめます。
ややモダンでカジュアルなイメージがお好きな方にお奨めです。

オーダーカーテン ファブリックの選び方

・パネルカーテン
障子や襖のように左右にスライドさせて使用するスタイル。
特にデザイン性・透過性がある生地を生かせるので、
お部屋の間仕切りとしてもお奨めです。
パネルサイズ:W35cm仕上げ

オーダーカーテン ファブリックの選び方

・スカラップカーテン
裾の仕上がりがシルエットによりお選びいただけます。
フリル、またはマクラメを付けてフェミニンに仕上がります。
腰窓にお奨めです。

オーダーカーテン ファブリックの選び方

・カフェカーテン
元々は窓に目隠しをするために付けられた丈の短いカーテン。
当社の上部の仕様はポールを通すタイプです。
最近は、その利便性だけでなく、
カントリー調のお住まいなどの
おしゃれとして使われることもあります。

オーダーカーテン ファブリックの選び方


 ■2.シェード

・プレーンシェード
自然なたたみあがりで生地本来の素材感や風合いを楽しめます。

オーダーカーテン ファブリックの選び方

・シャープシェード
横にバーが等間隔で入れてあり、
裾がバーの効果で弛みなく直線がきれいに出るスタイル。
すっきりとした仕上がりになるので、生地を選ぶ時に、
お部屋のイメージに合わせて
モダンなテイストや、和テイストにもお奨めです。

オーダーカーテン ファブリックの選び方

・バルーンシェード
閉めた時にはフラットですが、
たたみあげると裾がバルーン状になるロマンティックなスタイル。

オーダーカーテン ファブリックの選び方

 「第5章 お手入れ方法」

1.カーテンのお手入れ
 ・普段のお手入れは掃除機を布にかけていただいたり、
 はたきでホコリを落としていただく事で、格段に汚れは軽減されます。
 ・2枚吊のカーテンは同時にお洗濯されることをおすすめします。
  色合いや風合いの違いが横並びで出ると違和感が強くなるからです。
 ・素材や生地、使用されている方角により劣化の割合は違っていますので、
  お洗濯の前に生地の状態をご確認ください。

2.家庭でお洗濯される場合
 ・フックをはずして、ヒダをきちんとたたんだ状態で洗濯ネットを使用してください。
 ・手洗いは、もみ洗いを避けて優しく押し洗いをしてください。
 ・乾燥機は縮みの原因ですので絶対に使用しないでください。
 ・洗濯後は軽く脱水してから元の状態に吊るして自然乾燥させてください。
 ・アイロンは裏からあててください。特に温度には注意して表示通りに設定してください。

3.クリーニング店にご依頼される場合
 ・カーテンクリーニングを扱う専門店にご依頼ください。

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